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2.7.2.3 下部スツール基部
下部スツール基部は、ビルジホッパナックル部と同様に内底板、スツール斜板、二重底ガーダー、フロアーといった部材が交差し、損傷が多い箇所である。
本検討てば当構造のスツール斜板と内底板のなす角度(θ)とダイアフラムの枚数を変更する事により、構造方式による構造応答の違いを計算し、その結果より設計上の知見を得た。
(1) 計算対象箇所
図2.7.2に示すスツール斜板と内底板の交差部のうちNo.1 SIDE GIRDERに近接した箇所とした。

 

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図2.7.12計算対象箇所

 

(2) 計算条件
何れもバラスト兼用倉にバラストを満載した状態で計算を行なった。
(a) θ=70°(現状構造)と90°の構造応答比較。(図2.7.13参照)
(b) (a)に加え、スツール形状保持のためのダイアフラムに着目し、ダイアフラムの数を片舷5枚(現状構造)、4枚、2枚と変えた場合の構造応答比較。なお、ダイアフラムの枚数については図2.7.14に示す。

 

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図2.7.13スツール斜板角度

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図2.7.14ダイアフラム位置

 

 

 

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